Noratam’s Noratam

最近、忘れっぽいので。備忘録として。

レオ・レオニのマグカップを買った

item.rakuten.co.jp

 

楽天市場で買った訳じゃないんですけども。ただググったらこれが出てきて貼りやすかっただけですけども。レオ・レオニという絵本作家さんのイラストを用いたマグカップを買いました。家族分4つ。

このマグカップ、初見ではなく、以前に別の雑貨屋で見たことがあり、その時もこれいいねと奥さんと話していました。どうせなら家族分ほしいなという話をしたんですが、その時は子供たちも小さく熱い飲み物を陶磁器のカップで飲むのはまだ早いかなということで見送りにしたものでした。

そして、今回、子供たちも熱いココアを飲むようになり、ちょうどよく地元振興のクーポン券があり、とグッドタイミングだったので買いました。

実際に買うということになって、初めてこの絵について調べたんですが、この絵を描かれたのはレオ・レオニというイタリアの方で有名なアーティストだということです。

 

leolionni.jp

 

1910年にオランダで生まれて、イタリアで暮らし、アメリカに亡命し、アーティストとして成功することになりました。1910年というと、第一次世界大戦の直前ですから、彼が物心ついたころには、世界中は戦争の狂気への巻き込まれており、30歳のころには第二次世界大戦と、人生のエネルギッシュな時に、世界大戦が起こるという激動の時代に生きていたことになります。僕らは、戦争を知らない世代であり、戦争とは無縁の生活を送っていて、それゆえに戦争と共に生きた人たちの気持ちというのはとてもとても想像することすらできません。でも、そういう狂気と隣り合わせだったからこそ、こういった人の心を癒すような、どこか安らぎを与えるようなものを描けたのだとすれば、何とも言えない複雑な気持ちになります。やり場のない怒り、ぶつけることのできない苦しみがきっと彼の絵本にあらわれていて、それが時代を超えても人の心を揺さぶるのだと思います。

それにしても、絵本は一つも読んだことがないけど、このマグカップを通して、レオ・レオニに出会えてよかったなと思います。今度、子供にレオ・レオニの絵本を読ませたいと思います。